nessusd - Nessusセキュリティスキャナのサーバ部分 (v1.1.9)
nessusdによってなされた攻撃は、異なる言語で書かれた外部モジュール(ある
いは、望むならプラグイン)によってコードされる。
nessusdはセキュリティスキャナであるから、皆に使わせるのは危険である。
このman pageでは、nessusdを適切に設定する方法を記しているので、悪用さ
れない。
ユーザデータベースは非常に簡単なフォーマットであり、それは、
典型的なnessusd.usersファイルは、
これに加えて、エクスクラメーションマーク(!)をIPアドレスの前につけるこ
とができ、それは "not" を意味する。ルールには3つの源があり、
Jordan Hrycaj <jordan@mjh.teddy-net.com>
は、クライアント−サーバ間の暗号レイヤの作者である。暗号化ライブラリ
(libpeks)については(C) 1998-1999 Jordan Hrycaj である。
そして、数人の他の人々が、親切にもパッチやバグレポートを送ってくれてい
る。彼等に感謝したい。
概要
nessusd [ -v ] [ -h] [ -c config-file ] [ -a address ] [-p port number ] [ -D ] [ -d ]
解説
Nessus Security Scannerは、サーバとクライアントの2つの部分からなるセキュリティ監査ツールである。サーバであるnessusdは攻撃を担当し、クライアントであるnessus(1)はユーザインターフェイスを担当する。
オプション
設定ファイル
デフォルトのnessusd の設定ファイル、いくつかの情報:
nessusdは繊細なプログラムなので、ロ
グを残すべきである。よって、syslogを入れるのはたいていは良くない考えで、
デバッグの目的としてのみそうされるべきである。
このファイルで、これら以外のオプションは通常、クライアントによって再定義され
る。
ユーザデータベース
ユーザデータベースは、nessusdを使うことが許されたユーザのリストを有し
ている。なぜ、1人にだけ許す代わりにユーザのリストを作るのか?この文書
で後ほど定義されるであろうルールファイルで、あなたの会社の中心に
nessusdサーバを立て、あなたのネットワークの一部だけをテストする権利が
あるユーザを追加することができる。例えば、あなたは、R&Dの人にネットワー
クの彼らの部分をテストすることを望み、残りをあなたがテストするかもしれ
ない。あなたはnessusdを、誰もが自分自身のコンピュータのみをテストでき
るように設定できるかもしれない。
user:password [rules]
ここで、
# User foo, with password bar
foo:bar
deny 192.168.1.1/32
accept 192.168.0.0/16
default deny
#
# User oof:
#
oof:rab
deny 192.168.1.1/24
accept 192.168.0.0/16
default deny
ルールセットのフォーマット
ルールは、常に以下の同じフォーマットを持つ:
keyword IP/mask
キーワードはdeny, accept, defaultのいずれかである。
ルールに優先順位があることを知らねばならない:ユーザはその特権を拡張す
ることができず、下げることしかできない(つまり、彼がテストすることを許
可されているホストの組を制限することしかできない)。
ルールセットデータベース
ルールのデータベースはシステム全域のルールであり、全てのユーザに適用さ
れる。その構文は前のセクションで定義されている。例えば:
accept 127.0.0.0/8
deny 192.168.1.1/32
deny !192.168.0.0/16
default deny
こうすると、ユーザがlocalhost、192.168.0.0/16に属するホストのうち
192.168.1.1/32 以外の全てをテストすることが許される。
ルールは、接続時にログインしたユーザのIP addressに置き替えられる、
client_ipという特殊なキーワードを受け付ける。
もし、すべての人に、その人自身のコンピュータをテストすることを許可した
いのなら、可能である:
accept client_ip/32
default deny
参考
nessus(1), nessus-adduser(8),nmap(1)
NESSUSプロジェクトについてのさらなる情報
Nessusプロジェクトについてのさらなる情報が得られる正式な場所は:
http://www.nessus.org (Official site)
http://cvs.nessus.org (Developers site)
著者
Nessusプロジェクトは、Renaud Deraison
<deraison@cvs.nessus.org>
によって始められ、メンテナンスされている。Nessusサーバ、ほとんどの攻撃
モジュールは共に、主としてCopyright (C) 1998-1999 Renaud Deraison であ
る。
もくじ
Translated by Mimori Yuki <mimori@puni.net>