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メーリングリストの作り方

美森勇気

メーリングリストを作るのは技術的にはすごく簡単になってきています。 しかし、「メーリングリストを作りたい!」と思っても、 それだけでは何も出来ません。 とりあえず以下に挙げるくらいのことを考えてみましょう。

1. 内容

これを決めずにメーリングリストを作ろう、と考える人などいないと思いますが、 何についてのメーリングリストなのか、ということについて考えておくべきです。 重要なのは、もしすでにその話題に関するメーリングリストが存在するかどうか調べ、 もしすでに存在するのならどこが既存のものと違うのか、 とはっきりさせることでしょう。 もっとも既に存在するならそちらに参加すれば済むことかも知れませんが。 調べるには 月刊ML紹介List net技術評論社Yahoo! など検索エンジンを使うなど、 いろいろな方法があります。

2. 公開するかどうか

これはMLの色を決めるのに結構大きな影響を及ぼします。 もし公開しないなら、メンバーを集めるのは困難を伴いますので、 最初からそれなりのメンバーのあてを考えておく必要があるでしょうが、 メンバー間のトラブルやシステムへのアタックなどについては それほど考える必要がありません (危険そうな人は参加させなければいいわけですから)。 一方、公開するとメンバー集めは比較的容易でしょうが、 どんな人が参加するかもわからず、 規約を作るなどしておく方が後々無難に問題を処理できるでしょう。

なお、公開の仕方としては前述の 月刊ML紹介 などに登録するという方法もありますし、 MLのホームページを作ってそれを 検索エンジンに登録する という方法もあります。 さらにさりげなくシグネーチャに「○○ML運営中!」とでも書いておいて ニュースや他のMLに記事を投稿する、という手もありますが、 くれぐれもニュースや他のMLで顰蹙をかわないように。

3. サーバーサイト、サーバープログラム

これはある意味どこでもいいんですが(笑)、 自分の使っているプロバイダあたりが自然かも知れません。 またプログラムもいろいろありますが、 もし他のMLで使ったことがあるなら慣れたものにするのが無難です。 もっとも、たいていのプロバイダではサーバーの管理自体については プロバイダがやってくれるので、これについては最近はあまり考える必要ありません。

4. 初期メンバー

譬えMLを公開にするとしても、MLが出来た瞬間にメンバーが自分しかいない、 というのはいただけません。 まったくメールが流れていないMLには新しいメンバーがきても 結局何を書いていいかわからず、ROMになってしまう恐れも強いでしょう。 そこで、何人かのメンバーを初期メンバーとして登録しておくことが重要になります (もちろん、そのメンバーになる人にきちんとお願いしなければいけませんが)。 MLの色は彼らによっても強く影響を受けるでしょうから、 初期メンバーの選択も重要です。

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