ML(メイリングリスト)って?

 「MLって何?」という方への御紹介。MLとは複数人とのメイル交換に便利な システムで、Mailing List と綴ります。

 ☆機能的な話

 MLとは、1通のメイルを限定された仲間にコピーを送るというシステムです。 直接相手を指定した場合は複数のアドレスを書かなければいけませんけど、MLの 場合は「ML宛」に1通だけ出すことによって同等のこと(またはそれ以上の機能)を 実現可能なのです。MLにはそれを管理運用するマシンがあって(それをMLサーバ とか言ったりします)、サーバは保持しているアドレス帳(ファイル)に記載された アドレスに対して1通ずつ、送られてきたメイルをコピーして再送します。
 図解するならこんな感じかなぁ。


 MLアドレス宛にメイルが出される(1)と、サーバでは受理後、あらかじめ用意さ れているメンバーファイルの記述に従って(2)、送られてきたメイルを各アドレスに 同じものを配送します(3)。送信者が受信者の一人になることも可能です(普通、 そうですがそうでないところもあるようです)。

 MLを設立するには幾つかの方法がありますが、ツールを使うのがやさしいし、 楽しいし(?)、いろいろ機能があったりするのでいいと思います。ツールとしては fml や cml 、hml 、 majordomo などがあります。

 ☆実質内容的な話

 MLってのはさっきも書いたみたいに、「限定された仲間」がいるわけです。 この「限定された仲間」を規定するものがあるのです。それがMLの内容だとか、 ○△ML といった場合の ○△ にあたるものです。要するに、「このMLでは こういった話が出ます」とか「○△が好きな人が集まっています」ってのね。 将棋のMLだったら将棋の話がしたい人、将棋が好きな人が集まっているわけです。 (後者に注意して下さい。MLにも寄りますが、例えば「将棋ML」といった場合、 将棋だけしか話題にならないか?というとそうでもありません。「将棋好きが集まる "場所"」という意味もあるからです。)
 MLに加入する時は、この「内容」(目的)を確認してからMLに入りましょうね。

 では、内容ってどうやって内容を知るかですが、MLの名前から想像できたり、 すでにメンバになってる人に聞くとか。そうでない場合は、管理人に直接メイルを書 いて聞いてみるのも手でしょう。教えてくれるはずです。
 あるいは上記のようなMLツールを使っている場合、ガイドファイルの自動返送 サービスなんてのをやっている場合が多いです。MLツールが何であるか(それによ って請求方式が違います)を知った上で、請求用アドレスに請求メイルを出してみ ましょう。たとえば、電子メイルに関するMLについてのガイドが欲しい 場合には、
# guide
とだけ書いたメールを email-user@chika.cute.or.jp に送ると、自動返送 されてきたものが このML の案内です。他のMLでも同じ感じでできます。 ただ、くれぐれ も申しておきますが、MLツールが何であるか確認してから行なって下さいね。
#電子メイルに関するMLのサーバーは fml です。

 ☆管理人が思うこと

 MLといっても電子メイルのやりとりには違いありません。UNIX の世界では不文律 なのかもしれませんが、ある程度のお約束事ってのがあります。シグは4行以内とか (まぁ、そういうのはさておいてもだ)、半角カナは使ってはならない、など。また MLに対しては安易に画像など大きいファイルを送らない(MLへ送ったメイルは1通 でもそれがメンバの数だけコピーされて配送されるってこと忘れないでね)等。詳しい ことはMLに入れて貰った時に管理人から連絡されると思うし、あればそういったこと が書かれたファイルが存在するでしょう。お互いのことを思いやって、気持ち良く、 「会話」したいですね。

 あるいはインターネットのメイルってものがどのような仕掛けで動いてるのかとい うことも知っていて損はしません。送ったまでは確認できるが、「その相手が読んだ か読んでないか、またはちゃんと着いたかどうか?」は相手からの返事がないとわか りませんし、「すぐ着く」というのもマシンの状態やネットワーク負荷、ルーティン グ(配送の道順、とでもいいましょ〜か)によってしかも日によって変わってしまうも のです。配送が数分〜数時間にわたってかかってしまう場合だって起こり得るのです。 時にはパケットが落ちる(=郵便事故)ことだってるのですヨ。

 ☆勉強のために

 電子メイルがどのように配送されるか?とか、形式の定義等が書かれたドキュメン トです。DownLoadして読んだ方がいいよん^^;

→電子メイルに関するMLがあります。ガイドはこちらにあります。

また、日本にあるML(の一部)を紹介したページが ここここ にありますので、参考にされるといいでしょう。

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