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チェインメール

美森勇気

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最近、チェインメールと呼ばれるものが流行っているようだ。 チェインメールといえば不幸の手紙を思い出すかも知れないが、他にもウィルスに 関するデマとかもあり、つまりは連鎖的にメールを転送させるような仕組みを持つもの がチェインメールだ、といえるだろう。

よく見かけるものに Good Times、Penpal greetings、Join the crew などのSubject のメールを読むと、それだけでコンピュータにウィルスが入り込む、回りの人に 早く教えてあげてほしい、 というものがある(実例はここ)。 デマだから信じたり転送したりしてはいけないが、とはいえ、本当のウィルスだったら どうしよう、という気になるのももっともだ。とりあえず、以下の指針を参考にして欲しい。

まず、システム的に見て、

テキストファイルだけのメールからウィルス感染することはあり得ない。


一方、そのメールに実行形式のファイルやそれに類するもの(例えばMS-Wordや Excelのマクロ)が添付されている場合、それを実行するとウィルス感染することはある。 しかし、単に展開しただけではウィルス感染しないので、展開したファイルを自動的に実行するとかWord で読むとかの設定ははずしておいた方がいいだろう。

さて、ではそういうメールが誰かから送られてきたらどうしたらいいだろう。

自分がこれ以上転送しない、というのは当然として、その送った人にデマだ、と伝えることも重要である。 それを実践している方は多いのだが、しかしその方法に難がある、というのも多い。 例えばこんなメールを送る人がいるのだ。

普通、転送した人はあくまで善意で行なっているわけで、もしその人が反省しているなら(そして今後はそうしないと言っているならば)許してあげるべきである。 私はむしろ、こういう注意(というよりは文句)を言う人の方があやまってチェインメールを転送してしまった人よりもはるかに邪悪だと思う。


春原さんのページ (善意の心を踏みにじるデマメール〜ネチケットのはざまで)
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